【2026年8月】静岡で行きたい展覧会10選 — 北斎からNHK日曜美術館50年展まで

静岡県内の美術館・博物館では、この夏もさまざまな企画展が開かれています。今回はそのなかから、無理なく足を運べる10本を選びました。先頭は8月中に会期を終える展示、続く9本は9月にかけて楽しめる展示です。気になる展示はお気に入りに登録しておくと、次に静岡へ出かける計画を立てるときに見つけやすくなります。

中部

旅する昔ばなし ―名所・山水・物語の絵画から―

さのびコレクション

佐野美術館

7/4(土)〜8/30(日)

絵の中には、昔の人が思い描いた旅の風景が広がっています。佐野美術館のコレクションを中心に、中世から近代の屏風や掛け軸、浮世絵版画など約70点を紹介する展覧会です。街道が整えられた江戸時代、人々は絵を通して各地の名所や物語の世界を旅しました。葛飾北斎や月岡芳年らの作品も並びます。

中部

パリ、1989

ベルナール・ビュフェ美術館

4/3(金)〜9/1(火)

パリはベルナール・ビュフェが生まれ育った街であり、生涯くり返し筆を向けた風景でもありました。この小特集が集めるのは、亡くなる少し前の1989年に描かれたパリの風景画。若き日を思わせる太く力強い線に、黄や青の色づかいが加わり、円熟した画家ならではのまなざしが感じられます。

中部

ビュフェの城

ベルナール・ビュフェ美術館

4/3(金)〜9/1(火)

幾何学的なフォルムの建物は、ベルナール・ビュフェが愛した画題のひとつでした。エッフェル塔やスペイン広場など多くの建造物を描いたなかで、この小特集が光を当てるのは『城』です。1970年に城をテーマとする個展を開いて以降、晩年近くまで城の作品を数多く残しました。当時の風景画を通して、その表現の移り変わりを追います。

中部

杉山明博追悼展 木とわたし ―木工の妙技と美術教育

ベルナール・ビュフェ美術館

4/3(金)〜9/1(火)

昨年亡くなった造形家・杉山明博をしのぶ、ベルナール・ビュフェ美術館の追悼展です。杉山は木を愛し、独自の技法で数々の作品を残しました。「遊びと学びは一体」という信念から静岡大学などで教え、木に触れて考える学びの大切さを説いた教育者でもあります。会場には作品が集まり、巧みな手仕事と教育への情熱の両方にふれられます。

中部

デジタル北斎漫画 & The Great Wave

MOA美術館

7/10(金)〜9/1(火)

葛飾北斎の「北斎漫画」全15編と「冨嶽三十六景」全46図を、高精細のデジタル画像で一堂に見せる展示です。人物や動物、風景まで三千数百図を収めた絵手本と、《神奈川沖浪裏》で世界に知られる風景版画。大画面への投影で、摺りの繊細さや紙の風合いまで見て取れます。アニメやマンガにも通じる北斎の発想を、あらためて味わえる企画です。

中部

グミの世界展 ~旅するグミ~

掛川市二の丸美術館

6/20(土)〜9/6(日)

いまや空前のブームを迎えているグミ。その奥深い世界に光を当てた展覧会です。ドイツで1920年代に生まれ、日本で売り出されたのは1980年のこと。そこから約50年で独自の進化を遂げてきました。会場では、SNSやコロナ禍による暮らしの変化、そして日本ならではの製造技術という切り口から、ブームの背景をひも解いていきます。

中部

スウェーデンのうつわ グスタフスベリのある暮らし

静岡市美術館

6/27(土)〜9/6(日)

リサ・ラーソンの動物や、スティグ・リンドベリの絵付けを思い浮かべる人もいるかもしれません。スウェーデンの製陶所グスタフスベリを紹介する展覧会です。スウェーデン国立美術館が所蔵する約300点から、4人のデザイナーの仕事をたどります。北欧のテーブルウェアがどう暮らしに根づいてきたのか、その歴史に触れられます。

中部無料

布施知子展

ふじ・紙のアートミュージアム

7/13(月)〜9/23(水)

折り紙をひとつの造形表現として追求してきた布施知子の個展です。7歳で入院中に折り紙と出会い、長野県大町市の山中で本格的に創作に取り組んできました。生き物のようにも建造物のようにも見える、抽象的な紙の立体作品が並びます。国内外で個展を重ねてきた作家の近作を紹介します。

中部

中島健太展ー眼差しと時間ー

駿府博物館

7/18(土)〜9/23(水)

緻密な写実で人物を描く画家、中島健太の個展です。日展で20代のうちに二度も最高賞を受賞し、「完売画家」としても知られています。静岡では初めての開催で、「人物」「海」「花」を軸に、学生時代の作品から最新作までを一堂に展示。佐々木希や大沢たかおら、著名人の肖像画も並びます。

中部

NHK日曜美術館 50年展

静岡県立美術館

7/18(土)〜9/27(日)

日曜の朝、テレビで親しんできた美術番組を、展示室で追いかける展覧会です。NHK「日曜美術館」の放送50年を記念し、番組に登場した名品を120点を超える規模で集めました。出演者が作品への思いを語る映像や、作家がアトリエで制作する様子の記録もあわせて楽しめます。

静岡県内でほかの展示も探したい方は、開催中の展示一覧や来月の開催予定もあわせてご覧ください。

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