【2026年7月】東京で行きたい展覧会10選 — エリック・カールからロン・ミュエクまで

この夏の東京は、大型の企画展から静かに見応えのある特集展示まで、見たいものが一度に集まる季節です。全部は回りきれないからこそ、7月に見ておきたい10本を選びました。前半は今月中に会期を終えるもの、後半は夏から秋までゆっくり楽しめる展示です。気になる展示はログインしてブックマークしておくのがおすすめです。

東京都のアート展示

東京

アイルランド チェスター・ビーティー・コレクション 絵巻と絵本のたからばこ

東京国立博物館

4/27(月)〜7/20(月)あと7日

アイルランドの首都ダブリンにあるチェスター・ビーティーは、実業家として財を成した創設者が集めた美術で知られ、日本の物語絵はヨーロッパでも屈指の質と数を誇ります。本展はそのなかから選りすぐりの絵巻・絵本25件を紹介。狩野山雪が唐の玄宗皇帝と楊貴妃の物語を描いた「長恨歌絵巻」も並びます。

東京無料

ソニーワールドフォトグラフィーアワード2026

東京都写真美術館

6/20(土)〜7/20(月)あと7日

世界的な写真賞「ソニーワールドフォトグラフィーアワード2026」の受賞作品展です。2007年に始まり、プロからユース・学生まで幅広い応募を集める国際的なコンテストです。本展では受賞作を「不在」「物語の中の人々」など3つのテーマで構成し、特別功労賞を受けたジョエル・マイロウィッツの作品もあわせて紹介します。

東京予約推奨

エリック・カール展 はじまりは、はらぺこあおむし

東京都現代美術館

4/25(土)〜7/26(日)あと13日

世界中で愛される絵本『はらぺこあおむし』の日本語版出版50周年を記念する展覧会です。作者エリック・カールの絵本原画や構想段階の「ダミーブック」、若き日のグラフィックデザイナー時代のポスターなど、エリック・カール絵本美術館所蔵の約180点を紹介します。絵本作家とデザイナー、両方の顔をたどれる内容です。

東京

川合玉堂

開館60周年記念

山種美術館

5/16(土)〜7/26(日)あと13日

日本初の日本画専門美術館として1966年開館の山種美術館が、開館60周年を記念して開く特別展です。創立者・山﨑種二と親交が深かった日本画家、川合玉堂(1873-1957)の画業をたどります。同館所蔵の《鵜飼》から《春風春水》まで約70点を展示し、文化勲章を受章した画家の足跡がわかる内容です。

東京

再訪 日本の映画ポスター芸術

国立映画アーカイブ

4/7(火)〜7/26(日)あと13日

映画館や街角に貼られたポスターを、一枚の作品として見つめ直す展覧会です。国立映画アーカイブが、主に1960年代から1980年代の映画ポスター90点以上を紹介します。粟津潔、横尾忠則、和田誠、石岡瑛子など、映画とデザインの境界で活躍した作り手の仕事が並びます。宣伝物の枠を超えたグラフィックの魅力に出会えます。

東京

杉本博司 絶滅写真

東京国立近代美術館

6/16(火)〜9/13(日)

建築や舞台演出など幅広い分野で活動する現代美術作家、杉本博司。その原点である銀塩写真に光をあてる展覧会です。1970年代後半から現在まで、約60点の作品を紹介します。国内の美術館で杉本の写真だけを扱う個展は、2005年の森美術館以来のことです。所蔵品ギャラリーでは杉本作品の所蔵作全点と未公開資料もあわせて見られます。

東京予約推奨

ピカソ meets ポール・スミス

国立新美術館

6/10(水)〜9/21(月)

同じピカソの絵でも、誰がどう並べるかで見え方は変わります。パリ国立ピカソ美術館が所蔵するピカソ作品を、初期から晩年まで時系列でたどる展覧会です。会場の構成を手がけるのは、英国のファッションデザイナー、ポール・スミス。色づかいや空間の見せ方まで含めて楽しめます。

東京

“カフェ”に集う芸術家 印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで

三菱一号館美術館

6/13(土)〜9/23(水)

19世紀後半のパリで、芸術家たちが語り合ったのはカフェでした。その「カフェ」を切り口に、マネやゴッホ、ロートレック、ピカソらの絵画約130点を紹介する展覧会です。35年ぶりに来日するカザスの《マドレーヌ》や、ピカソが「青の時代」へ向かう転機も見どころです。

東京

版画家レンブラント 挑戦、継承、インパクト

国立西洋美術館

7/7(火)〜9/23(水)

オランダの画家レンブラントによるエッチング(腐蝕銅版画)に光をあてる展覧会です。彼が実際に暮らした家を使ったレンブラント・ハウス美術館と、国立西洋美術館のコレクションを軸に構成します。《百グルデン版画》などの代表作から、後世の芸術家に与えた影響までをたどります。

東京要予約

ロン・ミュエク展

森美術館

4/29(水)〜9/23(水)

人間の感情や存在の危うさを、極端に大きい、あるいは小さい人体彫刻で表す彫刻家、ロン・ミュエクの個展です。日本での個展は2008年の金沢21世紀美術館以来2度目で、代表作から新作まで11点、うち6点は日本初公開です。1997年制作の初期作《エンジェル》が、今回はじめて出展されます。

びじゅさんぽ